早産の赤ちゃん

退院に向けて準備しておくこと

  • 授乳、お風呂、薬の飲ませ方など育児の練習を積極的に行いましょう。何度も練習することで、ご家庭でのお世話に自信が持てます。
  • 赤ちゃんのミルク、ベッド、オムツや衣類、ほ乳瓶の消毒などの準備は整っていますか?わからないことは看護師に相談してみましょう。
  • 何かのときに手伝ってもらったり、相談できる人はいますか?
    ご家族やお友達など、身近な人に早く生まれた赤ちゃんについて理解してもらいましょう。周囲の理解が、心強い励ましとなります。
  • 小さなお兄ちゃん、お姉ちゃんがいるご家庭では、感染症を赤ちゃんにうつす危険性が高くなります。
    普段から、うがい、手洗い、マスクの使用などの基本的な感染予防を心がけ、もし、お兄ちゃん、お姉ちゃんがかぜをひいてしまったら、接触を避けて、一緒に遊ばない、同じ部屋に寝かせないなどの対応をとるようにしましょう。
  • 家庭内でタバコを吸う人がいたら、禁煙を心がけましょう。早産児は、呼吸器の発達が未熟で、タバコの煙が、呼吸器感染症後の状態を悪化させるだけでなく、健康時の呼吸器の状態にも悪影響を及ぼし、感染症にかかりやすくなってしまいます。
  • 小さな赤ちゃんが加わることで、きょうだいに大きな負担がかかるかもしれません。赤ちゃんが退院するまでに、家族で外出するなど、楽しんでおくのもいいでしょう。
監修:長谷川 久弥 先生
東京女子医科大学附属足立医療センター 新生児科 教授