ダウン症候群の赤ちゃん

ダウン症候群児の健康管理のポイント

日常生活では次のことを心がけましょう。

疲れすぎないように注意しましょう

小さいときは、外出で疲れないように注意し、また、むやみに人ごみに連れて行ったりしないようにしましょう。感染症が流行っているときにはとくに注意しましょう。いつもと様子が違うと思われたときには、体調を一番に考え、決して無理をさせないようにしてください。

体温管理に気を付ける

ダウン症候群の子どもは、体温調節がうまくできないため体温が不安定で、環境に左右されやすいことがあります。手・足先の冷感、冷え(就寝時、冷房、水遊び)や暑さ(夏の日中、暖房)には十分注意し、熱を出したり、手足が冷たいときはご家族の方が暖をとるようにしてあげましょう。

体調の変化に目を配りましょう

子どもの状態や様子に目を配っていれば、少しの変化でも気がつき、感染による異常などを早期に発見することができます。日頃から以下の点に注意しましょう。

チェックポイント

  • おしっこはきちんと出ているか? 回数や量は?

  • うんちはきちんと出ているか? 回数や量、性状は?

  • ミルクや食事はしっかりとれているか?

  • 体重はどれくらい? 増減は?

  • よく眠っているか? 睡眠時間は?

  • 熱はないか?

  • 手足は冷たくなっていないか?

  • 呼吸が速くないか? 苦しそうではないか?

  • のどの状態は?

  • 首のリンパ節が腫れていないか?

  • 機嫌は良いか?

  • 元気はあるか?

気になる症状がありましたら、医師に相談しましょう。

監修:長谷川 久弥 先生
東京女子医科大学附属足立医療センター 新生児科 教授